『講演会』と『第136回談話会』を,実施します。
○ 日 時  平成22年1月31日(日)

          午後1時〜午後3時30分ころまで

○ 会 場   茨城県立歴史館 講堂 (水戸市緑町)

○ 演題,講師

  
講演会 「天と地を結ぶ海の世界観  藤田 稔 氏(本会顧問

  談話会 「食物に関する職人・商人についての一人前の民俗慣行 
                     
西村 浩一 氏元大学教授,本会会員

 

講演要旨

「天と地を結ぶ海の世界観」 藤田 稔

 私は,永い年月民俗学の研究をしながら,個々の事象を超えて人間社会の基本思想は何かを考えるように
なりました。
 神道,仏教,陰陽思想など,さまざまな信仰や思想はあるが,「天と地を結ぶ海の世界観」を強く感ずるように
なったのです。大きなテーマなので,民俗事例をもとに,その一端を論じてみようと思います。

「食物に関する職人・商人についての一人前の民俗慣行」 西村浩一

 職人・商人に関する民俗学の調査・研究は,今までは十分に及ばなかった。
 そのひとつには民俗学は農民を中心に扱ったものが多く,民俗学の主流がそこにはなかったからである。
職人・商人の民俗学の調査・研究は,時代の流れにより,新しい素材や技能・技術,製品の需要の変化,機械化,
後継者難などによって,廃絶や消滅の危機にさらされているので,とくに今日重要な課題である。
一人前という言葉は,今日では次第に廃れてきているが,伝統的な社会では,人々の社会生活を左右する絶対的な
評価の基準であった。
 一人前は法的に明記されたものではなく,ひとつの民俗現象として,長い世代にわたって繰り返されてきた民俗
慣行である。地域社会や職業集団が個人に要求することは一人前になることであった。
 この発表では限られた資料によってではあるが,文献資料と伝承資料を用いて,食物に関する職人・商人の徒弟
が一人前になるための実態について触れてみたい。



 ※今後の談話会予定


第137回談話会

・日時場所等 未定